耐性菌調査の検体募集~イヌ~

農林水産省は抗生物質に対する耐性菌(AMR)の発現動向等を把握すると共に、抗菌性物質の人と動物の健康に対するリスク分析の基礎資料を得ることを目的とし、抗生物質を販売する製薬会社に薬剤耐性菌の発現状況の調査を実施することを義務付けています。その調査の一環として、本調査へ検体をご提供いただける動物病院様を募集しております。

※ 日本全国、施設規模に関係なく実施しております。

調査概要

対象動物種
対象薬剤
  • 抗菌薬
  • (抗生物質、抗生剤、合成抗菌薬)
  • ペニシリン系
  • セファロスポリン系
  • アミノグリコシド系
  • マクロライド系
  • リンコマイシン系
  • ペプチド系
  • テトラサイクリン系
  • サルファ剤
  • ニューキノロン(フルオロキノロン)系
  • キノロン系など
  • 製品・投与経路(注射薬、経口薬等)についてはお問合せください。
採取時点
調査製剤投与直後~1週間以外
募集検体
  • 細菌性皮膚感染症の患部をぬぐった皮膚スワブ
  • 耳垢スワブ
  • 歯周間隙の滲出液歯肉溝滲出液(Gingival crevicular fluid: GCF)
  • 尿
  • 糞便など
  • 対象薬剤により採取内容が異なります。
  • (全種~1つ可)
フィードバック
  • 調査協力費(検体送付、採取技術手数料等)
  • 菌の分離・同定結果(一括報告)
  • OSプロジェクト特典

主な流れ

1.資材の到着

お問合せ後、弊社より募集中の調査内容をご説明。資料・採材・輸送キットを貴院へ送付させていただきます。

2.検体の送付

採材した検体を、弊社指定方法にてご発送いただきます。

3.フィードバック

調査協力費のお支払いおよび菌の分離・同定結果のご連絡(通常検査より時間を有します)。

お問い合わせ

使っていない薬の薬剤耐性菌であっても、全国調査で見つかっております(薬剤耐性菌への対応|動物医薬品検査所)。耐性菌の発現動向等を把握するためには動物病院・獣医師の方々のご協力が必要です。
お気軽にお問い合わせいただければ幸いです